2001年8月11日に原宿LAPNET SHIPでデビュー（※1）したmomoko。
今年2021年は20年目の記念日を迎えます。

10年前の2011年どうしていたかな…って振り返ったら（※2）
東日本大震災で10周年イベントの見直しをしていました。

今年2021年はコロナ禍で、20周年イベントはコンパクトに五月雨式に
いろんな企画を進行しています（※3）

20年続けていれば、momokoの周りだけでなく、世の中が山あり谷ありなんですね。
大波小波の中、いつもいつでもきりりと立っているmomokoさん。
確かに20年前に私と仲間が一所懸命作ったドールですが、この10年間ですでに手を離れ、
ファンの皆様の心に生活にしっかりと根付いてくれているのではないかと楽観しています。

最近momokoを知ってくださった方は、ペットワークスという小さなドールメーカーがあって
momokoをはじめとしたドールを製造している。という認識かと思いますが、実は順序が逆なんです。
一ドールファンだった私が、個展でドールを量産（※4）し、ドールファンの声援にお応えするよう
作り続けて、ドール製造販売がメインになった、というところです。

でも、もう、2020年代を生きる私たちには、はじまりがどうとか、関係ない。
momokoは、おもちゃだけど同時に、どんなに消費しても新しい面を見せてくれる、
消費できない芯がある偶像です。あなたが、私が、いつも新しい顔を持つから、
momokoも新しい顔を持てる。

2011年の私は、2021年までの10年、力を尽くす宣言をしていました。
2021年からの10年間があるとすれば、皆様と一緒にmomokoを楽しみます。
これからの10年も「振り返ったらそこにいる」よう、続けられるように楽しみます。
そしてドール好きな次世代が少ロット製造販売という道を歩きやすいように、
私が20年前にしていただいたようなヘルプができればと思います。

最後に、20年も！おつきあいを続けてくださっている工場さん、内外のスタッフの皆さん、
セキグチさんアゾンさんに感謝を。
新しいことにチャレンジできる土壌をありがとうございます。

2021年8月11日 ペットワークス 真鍋奈見江

※1
DOLLHEAD EXIBITION 2001
http://old-www.petworks.co.jp/doll/exhibition/dhex/index.shtml

※2
momokoプロデューサー真鍋奈見江より 10周年を迎えてのご挨拶
http://doll.petworks.co.jp/info/?p=1728

※3
momoko DOLL 20周年記念サイト
https://momokodoll20th.com/

※4
私はそもそも複製されたずらっと並んだアートが好きなのです。語ると長いし、
いろんなことが脳から抜け落ちてしまって上手に説明できないのですが。